ショパンの即興曲を春のソロコンサートで演奏する女の子がいます。
女の子が使っている楽譜の始めの方にはショパンの
自筆譜のコピーが載っています。
「あ!これは1番の自筆譜ですね!几帳面な性格だったの
でしょうね、音符のたての線が全部きれいにそろってますね!」
と言って、女の子はしきりに感心していました。
ページをめくると、こんどは音符の訂正箇所が幾つかありました。
「あ!ここはどんな伴奏の音を始めに考えていたんでしょうね。
この長い訂正は、何かの楽語ですよね?なんだろう?」と言って
透かしてみるようなしぐさをしました。
私は「そうだね。どんな音を考えていたんだろうね。
今の伴奏になる前はどんな音だったか、聴いてみたいね。」と言いました。
春のコンサートには、ベートーヴェンやリストも演奏する予定です。
大曲が多いのですが、どれも有名で、だれでも「知ってる!」という
プログラムになっています。
ショパンの曲が決まったら、通しの練習に入ろうね、と話しています!
がんばろね!!