左手の暗譜!

ピアノの曲を暗譜する時に、よく分らなくなってしまうのは左手です。
(私も子供の頃に経験がありました。)
ある女の子が「右手は分るのですが、左手の音がこんがらがってしまい、  notes
暗譜がこわいんです。」と話しました。
私は「じゃあ、ヘ音記号の書き取りをしてみようね。そして、来週までに左手の暗譜を  notes
しておいでよ。」と言いました。
『ヘ音記号』と聞いて女の子は「うわっ!出来るかなぁ?」とどきどきの顔でした。notes
私は「大丈夫だよ。よーく聴いてみようね。あっ!と思うよ。」と言い、女の子が今、
練習中の曲の左手をゆっくり弾きました。
女の子は少しすると、「あーーーっ!」と言って、ぱっと顔が明るくなりました。      notes
私は「分った?」と聞きますと、女の子は「はい!あの曲の左手ですよね!」と
嬉しそうに答えてくれました。
「でも、どこかにナチュラルがあったような・・・・・えっと、リズムはどうだったっけ?」とnotes
女の子はあれこれと頭をひねっていました。
出来上がってみると、女の子は「なんとなく覚えていた所がちゃんと分りました!」と    notes
言って、ノートの上で指を動かしていました。
女の子の一生懸命の姿がとても愛おしくなりました。
     notes              notes              notes             notes
 

ページ上部へ