大きさの感じ方。

この夏、家の近所にある幼稚園では園庭に芝生を準備しています。
毎年、秋に行われる運動会に向けて芝生を準備するようです。
登園した子供たちも、キャーキャー言いながら触って、芝の感覚を
楽しんでいるようです。
大人から見れば幼稚園の園庭は小さく見えますが、
子どもたちにとってはそこが全世界ですから、滑り台の後ろの
ちょっとしたスペースが秘密基地に思える男の子たちもいれば、
自分たちで作った積木のお家の中で遊ぶ女の子たちにとっては
本当の家のように感じて遊んでいるようです。
その園庭の真ん中に、広い芝生のスペースが誕生したのですから
子どもたちにとっては『一大事』です!
ピアノという楽器も、大人がみるのと子供たちがみるのでは
高さも横幅の見え方もずいぶん違います。
子供向けの連弾の本でも『ピアノは大きなクジラみたいだね』と
例えているものもありますが、
子どもたちが小さなおもちゃのピアノで出していた音から
大きなクジラのようなピアノから出る音に変わった時は、
やはり『一大事!!』なのです。
私もそうでした。
子どもたちがキャーキャー言いながら、音楽という大きな
海原へ出ていくお手伝いが、大きなクジラの役目なのかもしれません。
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