将来は保育士さんを目指して大学受験に取り組む高3の女の子がいます。
今、選択の授業で取った音楽では、合奏の試験が目前に迫っています。
女の子は友達4人と組んで、リコーダーとピアノの合奏にしました。
授業では本試験の前に2回、事前のチェックがあり、どの位仕上がっているかを
見てもらうテストがあります。
女の子は「もーどうしようどうしよう!!期末の直前が本試験なんです!」と
言って、練習しています。
先週行われた1回目のチェックでは、ほとんどリコーダーとの合わせが出来ず、
先生にも怒られて、女の子はしょぼんとしてレッスンに来ました。
私は女の子に、「〇〇ちゃん!!中3の時を思い出して頑張ろうね!!
合唱コンクールの伴奏を頑張って、最後の本番では
出来なかった所が弾けたよね!!今回も高3で大変だけど、ミラクルを
起こそうよ!!」と励ましました。
決して器用ではない女の子ですが、とても辛抱強く頑張る女の子です。
「そうですね!やってみます。でも、ミラクルは大学受験の方に
取っておきます!!」と言って、にこっと笑顔が出ました。
それからは、まず伴奏のソロを徹底的に練習して、表情をたっぷりつける事に
集中しました。
2回目のチェックのあった翌日、レッスンに来ると女の子は
「先生ー!!ほめられましたー!」と嬉しそうに話してくれました。
「学校の先生が、『ソロの所がよくなったよ。あとは伴奏の所を練習する
ように』って言ってくれました。」と報告してくれました。
難しい伴奏だったので、ようやく長いトンネルから抜けた気分になり、
私も女の子も「あと3日!!頑張ろう!!」と気合を入れてその日のレッスンに
入りました。
今週の金曜がいよいよ本番です。
ガンバレーガンバレー!