男の子３兄弟の生徒さんがいます。 
先日、中２の一番上のお兄ちゃんから電話がかかってきました。
「先生、曲名を教えて下さい。こんなメロティーです。
タララ、タララ、タララッタッタ・・・」と言って
電話で歌って聴かせてくれました。
ちょうどレッスン中だったので、メロディーを聴いて一旦電話を切り、
レッスンの合間に男の子へかけました。
私は「もしかして、それは『ラデツキー行進曲』じゃない？
Ｊ．Ｂ．シュトラウス（ヨハン・バプテスト・シュトラウス）だよね？」と
言いますと、男の子は「ありがとうございます。メロディーは知っていたの
ですが、作曲者が分からなくて・・・。」と言っていました。
翌日、下の２人の弟くんたちのレッスンにお母さんがついてきて、
いきさつを詳しく教えてくれました。
どうやら電話のあった日、お兄ちゃんの学年では音楽鑑賞会があったらしく、
地元の音楽ホールへ演奏会を聴きにいったそうです。
そこで配られたプリント（鑑賞にあたって）の欄に、曲目を書く所があり、
当日は演奏前に言ってくれたそうですが、すぐに演奏が始まってしまったため、
後でまわりの友だちに聞いても、どうやら分からなかったそうなのです。
プリント提出を翌日に控え、ピンチになったため、私のところに電話があったようです。
曲名も書けて、作曲者名も書けたので、お兄ちゃんはほくほくでプリントを
提出できたそうです
