ねぇきみ、名前は?

私のレッスン室の窓からはブロック塀が見えます。
ちょうど、ピアノに座った時の目の高さほどの位置にあり、      cat
レッスンをしていると少し視界に入るくらいです。
ちょうどレッスン中に、私は窓を背にして生徒さんの方を向いて          cat
話していましたが、女の子の目がどうやら外を見ていて、
視線がぴたっと止まったようなので、(おや?)と思い、窓を見ました。
そこには大きな大きな(まるでタヌキのような!)毛のふさふさしたネコが
こちらを向いて座っていました。
私は(なるほどー)と思い、女の子に言いました。
「〇〇ちゃん!大きなネコが目に入ったんだね!すごい大きいネコだね!     cat
この辺の飼い猫なんだよ!」と教えてあげました。
女の子は「おっきーい・・・・・」と言って、目を丸くしていました。
大きいネコは、うちのネコ先生を見て慣れているとは思うのですが、
その外のネコは本当に存在感たっぷりの大きいネコです。
私は「もさもさくんの散歩の時間かもね。」と言いますと、
女の子は「へー、もさもさくんって言うんだ、なるほど!」と言いました。           cat
私は「ううん、私が勝手に呼んでるだけだよ。本当の名前、
聞いてみたいね!」と言うと、女の子も「ほんとです!ねぇきみ、名前は?」   cat
と、ガラス越しに話しかけていました(笑)
「もさもさくん、聴いててね!!」と言うと、女の子はもさもさくんに
よく聴こえるように練習中の曲を弾きはじめました。
もさもさくんは、しばらくこちらをじーっと見てから、のっそりと去っていきいました。
新たな聴衆の登場でした!!

 

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