小3の男の子がレッスンに来ました。
「先生!この伴奏を学校の6年生を送る会のピアノの
オーディションで弾くんだけど、見て下さい。」と言って
映画『アラジン』のテーマ曲を持ってきました。
楽譜を見ますと、アレンジされていない少し
難しい伴奏譜でした。
そして普段クラシックでは、あまり出てこないリズムが沢山入っていました。
「ここのタイのリズムが分からないです。」と言って
男の子は、頭をぼりぼりとかきながらその部分を弾き始めました。
私も「難しいね。ベートーヴェンにはたぶん、出てこない
リズムだね!」と言いますと、男の子も「はい、難しいなぁ。」と言いながら
にっこり笑いました。
「さ、やろう。」
「はい。」
2人とも、そそくさとピアノに向かいました。
なぜならオーディションは2日後なんです。
ピーンチ
でも、頑張り屋の男の子は、きっとこのリズムを
マスターしてくれる事でしょう!