復興にむけて

(読売新聞より)

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故で打撃を受けた福島県を勇気
づけようと、音楽家の坂本龍一さんらの音楽に合わせ原発事故への怒りなどを表現した
詩の朗読が15日、福島市の自然公園『四季の里』で行われた。自らも被災した福島市
出身の詩人・和合亮一さんらが企画。四季の里の芝生約6000平方メートルに、
ボランティアが布を縫い合わせて作った巨大風呂敷を敷き詰めた。「風呂敷で放射性
物質の拡散を防ぎ、模様をアートとして楽しもう」との思いを込めた。坂本さんや大友
良英さんの演奏に合わせ、和合さんが読んだ詞の一節『福島を取り戻そう』を聞いた
東京から来た男性は、「言葉の力が感じられた。福島の皆さんも勇気づけられたはず。」と
話していた。

という記事を読みました。
詩人は自らの思いを言葉にのせ、音楽家は自らの思いを音にのせ、そのメッセージを
人々に伝えようとしている事を感じました。
言葉1つ、音符1つに至るまで、血の通ったお2人のセッションだったのだと思います。
きっと、その朗読を聞かれた方々も強く感じた事と思います。
詞の一節に『福島を取り戻そう』というものがあったそうです。
震災と原発という二重の苦しみの中にあってなお、復興への強い意志を持つ
被災地の方々の心に、また、被災地の方々の事を思う私たちの心に
その言葉は強く語りかけてきます。

 

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