『シャボン玉』に込められた想い

(読売新聞より)
童謡詩人の野口雨情は茨城県北茨木市に生まれ育った。
生家の屋敷は、磯原海岸を望み、太平洋の波音が届く・・・。
『シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで こわれて消えた』
津波にさらわれた多くの幼い命をしのび、不二子さん(野口雨情氏の孫娘)は
この歌を口ずさぶ。雨情が生後わずか7日で亡くなった長女への鎮魂を
うたったと言われる『シャボン玉』だ。不二子さんは「苦しみはともに
分かち合おう。いつも一緒だよ。」と雨情の詩情を代弁する・・・。

という記事を読みました。
おそらく、誰もが子供の頃から知っている『シャボン玉』のうたに、
そのように悲しいお話があった事は全く知りませんでした。
東日本大震災では、多くの尊い命が奪われてしまいました。
野口雨情氏が、我が子の鎮魂のために書いたこの詩が、
再びこの震災で亡くなられてしまった多くの命の鎮魂となり、
その魂を少しでも優しく包んでほしいと思います。
そして、このような悲しい出来事が2度と起きてほしくない、と心から願いました。
 

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