先日の読売新聞の記事で、カレー店チェーンCoCo壱番屋の
創業者の方の話しが載っていました。
その方は小さい頃、施設で育ち、3才で養父母の
もとにいかれました。
その後、非常に苦労されて育ち、高校進学後は
自分で学費も生活費もまかないました。
高校2年生の時、同級生から中古のテープレコーダーを
譲り受け、たまたま放送していたテレビの音楽番組を
録音しました。
曲目はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
「美しい旋律にたちまち心が動かされました。」
毎朝、この曲を聴いてから登校するようになり、
苦しい生活の何よりの励みとなった。・・・・・
このような体験を経て、今は私設の音楽ホールで
年間500回のコンサートを目標に、1人でも多くの
人にクラシック音楽に親しんでもらおうとされているそうです。
(今は400回を超え、もうすぐ目標達成できるということです。)
また、ストラディバリウスなどヴァイオリンの名器を
有望な演奏家に無償貸予し、若手を対象としたヴァイオリンコンクールも
2年に1回行い、その上位入賞者にも2年の期限付きで
名器が貸予されます。
ご苦労にご苦労を重ね、その中で『音楽が励みになった』と
書かれてあり、私も音楽を生業とするはしくれですが、
とても嬉しく幸せな気持ちになりました。
私も少しでも人様のお役にたてるよう、毎日を精進していきたいと思います。