2012年4月
リスト大好き!!
音楽高校2年生の女の子がいます。
女の子は1学期の試験でリストの『ため息』を弾くので、今は猛特訓中です。
リストを弾くのが初めてなので(今まではショパンの曲が多かったです)
リストの楽譜の音の細かさに、最初は「うわー、細かい音が沢山あって
譜読みが大変!!」と、ちょっと泣き言を言っていましたが、
最近、ようやく曲の全体が見えてきたようで、テンポも上がってきました。
女の子は「今までショパンが大好きで、弾きやすいと思ってましたが、
慣れてくると、リストも手になじみます!!弾きやすい音型がたくさん
出てきますね!」と、感想も変化してきました。
今は同時にバッハとショパンのエチュード、シューベルトも練習しなければ
ならないので、とても大変そうですが、今はだんだん好きになってきた
リストに夢中のようです!!
作曲家!!
発表会でエルメンライヒの『紡ぎ歌』を演奏する小2の女の子がいます。
曲選びの時に、いくつかピックアップしていた候補曲の中から
女の子は「元気のいい曲が弾きたいです!」というリクエストで
この曲を選びました。
新体操も習っていて、体を動かす事がとても得意な女の子は、
左手の『ファドファドファドファド・・・・・』というリズムを聴くと、
自然に体がリズムにのってくるようでした。
私が持っていた楽譜に、ちょうどエルメンライヒに関しての
文章が少し載っていましたので、私は女の子に読んであげました。
その中で『エルメンライヒは当時、宮廷演劇の俳優をしており・・・』という
文章がありました。
女の子は「先生、はいゆうってなんですか?」と質問がありましたので、
私は「そうだね、今でいうと芸能人みたいな感じかな?」と言いました。
女の子は「芸能人かー!それで作曲もするなんてすごいすごーい!!!」と
驚いて目を丸くしました。
今度のレッスンで、作曲家と他の職業を一緒にしている人を調べてみようと思います!
どきどき=わくわく!!
ピアノが大好きな小4の男の子がいます。
先日、今年の秋のコンクールの課題曲が発表され、練習を開始しました。
今までは1つのコンクールで1曲だけの演奏でしたが、今回は
3人の違う作曲家の3曲を一度に演奏します。
男の子も「わー、3曲を続けて弾くんですよね?どきどきするなあー!
初めてだから。」と言って、楽譜をめくって見ていました。
男の子の場合、『どきどきする=わくわくする』なので、その目はきらきら
していました。
3曲を丁寧に仕上げて、秋の本番に向けて私も全力でサポートしていきたいと思います!
あと、男の子の大好物『お母さんのたまごやき』も、大好きな
飼いネコの『ムギちゃん』も、男の子のがんばるエネルギーになる事と思います!!(笑)
ピアノの試験があります。
今、中2の男の子の生徒さんがいます。
男の子の中学では今年からピアノの演奏をする授業が始まったそうです。
(私たちの頃はなかったなー)
課題曲は、モーツァルトの『キラキラ星変奏曲』のテーマの部分です。
前期の試験では、そのテーマを全員(ピアノ未経験者でも!!)が
弾くそうです。
授業内では、それそれの進度に合わせて12曲ある変奏曲の中から
先生がその生徒さん1人1人にあわせて練習をしていくそうです。
男の子は、5番目の変奏曲を練習する事になり先日のレッスンで練習をしました。
男の子は今年の発表会でもモーツァルトのソナタを弾きます。
男の子は「両方ともモーツァルトなので、明るいきらきらした曲と、
暗くかっこいい曲の対比ができます。」と楽しそうに話してくれました。
私も曲の分析などして、男の子サポートをしていきたいな、と思います。
メゾ・フラット???
今年、小学校1年生にあがった男の子がいます。
幼稚園では元気いっぱい外で遊ぶ事が大好きで、
自分で何かを発見して遊ぶ事が得意だったそうです。
また、トーマスも大好きで、どんなに小さな絵でも、
「あ、これは〇〇だね。」と、教えてくれます。(笑)
小学校でも、休み時間は外へ行き、広い校庭を探検して
いるそうです。
思いっきり動いてからレッスンへきますので、とてもすっきり
した笑顔でにこにこ笑います。
(時々は眠たくて、目がつぶれそうになる日もあります )
昨日、私が「これ(mp)は何だっけ?」と練習中の楽譜にあった記号を
聞きますと、男の子は得意そうに「メゾ・フラット!」と答えました。
まだアルファベットを知らないので、p(ピアノ)の部分を
b(フラット)と見間違えたようです。
お母さんも「ねらって言っているのではないのです。」と
おっしゃり、2人で笑ってしまいました。
男の子も「あれー?まちがえちゃった!」と言って、笑っていました。
本人は、いたって真面目に答えているのですが、大人たちの心を
ほっと和ませてくれています!(笑)
ぼくの目標。
物理部でがんばる中3の男の子がいます。
秋の文化祭に向けて、今は作品制作の真っ最中です。
手先がとても器用なので(小学校の頃から
目覚まし時計を分解したり組み立てたりしていたそうです。)
LEDという小さな光る電球をたくさん使ったオブジェを
作っていて、昨年はその一回り小さいサイズだったようで、
今年は倍の大きさにチャレンジしているそうです。
男の子は「物理部の顧問の先生には、今回は青いLEDを使った
から、次回はカラー(三原色のLEDもあるそうです)に
挑戦してみたら、と言われれます。でも、ぼくは
今度は音に反応して光るタイプにしてみたいと思って
います。来年は高1だから、その時にはぜひやってみたいと
思っているんですよ。」と楽しそうに話してくれました。
小さい頃からピアノと工作と電気に興味を強く持つ男の子です。
大人になったら、好きな事をいかして仕事にできたらいいな、と
いうのが男の子の夢です。
まだまだ勉強しなくてはいけない事がたくさんあるそうですが、
目標を持って前進していく男の子は、とても生き生きとして
きらきらと輝いて見えました!!
ジャンケン。
小5になる男の子の生徒さんがいます。
男の子の学校では運動会が1学期にあり、5・6年生が
音楽の係り(器楽の演奏)が出来るそうです。
1クラスから4人が選ばれるそうで、
今、男の子のクラスでは5人の希望者がいて、
1人が演奏できません。(ジャンケンで決まるそうです。)
男の子は「1人だけおっこっちゃうから、ざんこくー!!」と
ちょっとおどけた声でいました。
そして「先生、質問があるんですけど・・・」と男の子が
言いましたので、私は「なにかな?」と言いますと、
男の子は真面目な顔をして「5人中4人になるのを
ジャンケンで決めるんですけど、先生、何を出したら
いいですか?」と言いました。
お母さんと私は目をあわせて、思わず笑ってしまいました。
お母さんは「もー、もうちょっと他に質問はないの?」と
笑って言いました。
でも、男の子の『どうしても係りをやりたい』という気持ちは
よく伝わってきましたので、私は「私なら、みんなが
勝ちたい!と思って強そうなグーを出すと思うから、パーかな?
まだ時間があるから、ゆっくり考えて。」とアドバイスをしました。
男の子は「そーか。パーか・・・」と真剣な顔をしていました。
ジャンケンがどうなったかは、来週のレッスンでの報告が
楽しみです(笑)
寒いー!!
小5になった女の子がいます。
いつもは元気よくレッスン室に入ってきますが、昨日は雨も降って
とても寒い日でしたので、ストーブの前に陣取って手を温めていました。
女の子は「先生!寒くて指が動かないです!」と言ってから、
今、練習中のブルグミュラーの『貴婦人の乗馬』を、ゆっくりと弾きはじめました。
弾き終わると、「まだ、ちょっと動きにくいです。ネコちやーん!」と言って
真ん丸くなっていたネコ先生は、急になでられてちょっとビックリした
ようでしたが、そこは長生きのネコ先生です。
すぐにごろごろとのどをならしてなでてもらいました。
女の子も「よーし!元気がでました!がんばります!」と言って
他の曲も弾いてくれました。
(お役にたてたのかな?)というような顔をしてネコ先生はまた寝てしまいました。(笑)
仲良しの姉妹です。
小6と年長の姉妹の生徒さんがいます。
年は離れているのですが、2人はとても仲良しです。
妹さんは、お母さんのおなかの中にいる時から、
お姉ちゃんのレッスンを聴いています。
妹さんは年中になる少し前からレッスンを始めましたが、
お姉ちゃんのレッスンをずっと聴いていたので、
リズムたたきも「たーたーたーすん!!」と元気よく
楽しそうにします。
妹さんはまだ小さかったので、なかなかレッスンを受けさせて
もらえなかったので、年中になるから始めましょう、と
お母さんに言ってもらえた時は、『やっと私もできるんだー』と
いう笑顔で、とても楽しそうにピアノを弾いてくれます。
今は発表会に向けて曲選びをしています。
その傍ら、お姉ちゃんの弾く曲のメロディーを覚えては、
『ソシラソファミレドシ・・・・』と、はなうたで楽しく歌っています(笑)
きっと、お宅でもピアノの音が楽しく、沢山なっているのかなと
思うと、私もとても嬉しくなります!
11年ぶりのシューベルトです!
小さい時からレッスンに来ていて、今大学2年生になった女の子がいます。
発表会も毎回出演され、いろいろな曲にチャレンジしてきました。
大学2年生は特別忙しい学年で、レッスンも大学が終わってからの夜遅い時間ですが
頑張って来てくれます。
今回の発表会では、ショパンの『黒鍵』にチャレンジします。
また、以前弾いた事のあるシューベルトの『即興曲』、ショパンの『エオリアン
ハープ』も演奏する予定です。
女の子は「先生ー!子どもの頃に弾いた曲(シューベルト)でも、大人になってから
演奏すると、なんだか違う曲のように感じますね!!」と言っていました。
お母さんも「シューベルトは11年ぶりなんです。」とおっしゃっていました。
「いくつになっても、また何度演奏しても、新しい発見はあるものですね。」と
3人で話しがはずみました。
女の子が、今度はお母さんになった時に演奏したら、また新しい発見が
あるのかもしれないと思いました!