2012年1月
直前です!!
都立高校入試直前の女の子がいます。
英語とピアノが得意なので、将来はどちらかを
生かした道に進みたいそうです。
「あー先生!あと少しで受験です!緊張ー!!大丈夫かなぁ?」と
レッスンへ来る度にそう言っては、寝ているネコ先生の
頭を優しくなでてくれます。
ネコ先生もちらっと目を開くと、
「がんばってね、リラックスしてね。」と言うように、
ネコ先生お得意の『かわいいポーズ』をして女の子を
癒しているようです。
女の子も「あーあ、ネコちゃんみたいに暮らしたいです!」と
切実(?!)にうったえていました(笑)
女の子は今、ショパンの幻想即興曲に取り組んでいます。
さすがに練習時間がほとんど取れないので、ゆっくりした
中間部を中心にレッスンしています。
「受験が終わったら、今度は憧れのショパンのスケルツォに
挑戦したいです。いえ!挑戦します!!」というのが
女の子の目標です。
とっても前向きの明るい女の子なので、きっと受験も
そのパワーで乗り切っていけると思います!
ファイト!!
憧れのアルペジオ!!
ふたごの姉妹の生徒さんがいます。
お姉ちゃんが、次の曲を決ようと楽譜をぱらぱらとめくっていると、
「先生、この曲ちょっと知ってます!」と言って
楽譜の中の1曲を開きました。
それはリストの『愛の夢』という曲を
子どもたちでも弾けるように易しくアレンジしたものでした。
私も「この曲、きれいよね!!ちょっと弾いてみるね!」と
言って、弾いてみました。
女の子も「あーやっぱり!知ってる知ってる!きれいな曲ー!」と
大喜びでした。
曲の途中にアルペジオが出てきて、女の子は
「先生、このにょろにょろ線はなんですか?」と言いました。
「これは音を下からずらして弾くんだよ、こんな感じ。」と
言って、弾いてみました。
女の子の目がきらっと光って
「次はこの曲が弾きたいなー!!」と女の子は次の曲をリクエストしてくれました。
(私も初めてアルペジオを弾いた時は、とても嬉しかったものです。)
次のレッスンから、きっと女の子の目標は
『アルペジオをきれいに弾く!!』になると思います(笑)
という事は、きっとふたごの妹さんも・・・・!?
レッスンに行きました!!
昨日は、コンクールの審査員をされている
先生のお宅へ、小3の男の子のレッスンを見て頂きに伺いました。
私とお母さんは「集中して弾いて~!」と内心、心配でしたが、
当の本人は、いたって元気一杯、エネルギーたっぷりに演奏しました。
ベートーヴェンでは「このメロディーはどんなオーケストラの
楽器がいいと思う?」「このフレーズを最後までしっかり
弾いて、鍵盤を下までしっかり押してね。」など、丁寧に
レッスンして頂きました。
そして最後に先生は、
「あなたはピアノが大すきね!」と頭をなでてくださいました。
男の子もとてもよくお話しを聞いていて(いつもより!!)
くいついていました。
そして頭をなでてもらった時は、顔を赤らめてとても可愛かったです!
今後、練習した方がいい曲、練習方法など男の子にとっても
私にとってもとても勉強になる時間でした。
教えて頂いた事を1つ1つ確実に身に付け、
また次へのステップアップにつながるよう、
私も男の子も頑張りたいと思います!!
大人の方のコンクール!
ピアノを頑張るための目標の1つとして、コンクールが
あります。
もちろん、子どもたちのためのコンクールもありますが、
最近は大人の方のためのコンクールも増えているようです。
先日、楽器店へ楽譜を見に行きますと、棚の下の方に
コンクールのパンフレットが幾つか置いておりました。
見てみますと、その中に知らないコンクールがありましたので
手に取ってみました。
大人の方のためのもので、ある有名な曲(子どもたちも
よく弾きます!)を、テーマの30小節まで弾く事でも出られる
コンクールでした。
大人になられてからピアノを始めれられた方でも出られるように
なっているもので、『音学』ではなく『音楽』、という文章も
書いてあり、きっと音を楽しむ大人の方のとても良い目標に
なる事と思います。
早速、帰って大人の生徒さんや、趣味の大学生にも見せてあげ
ました!
私の教室は、今年はコンクールにチャレンジする生徒さんが
多いので、私も体調を整えて頑張っていきたいと思います。
時間の感覚。
よく、夏休み明けに会うと、子どもたちは体がひとまわり
大きくなっていると感じる事がありますが、
この冬休みにも、休み明けにレッスンへ来た
子どもたちの背が伸びている事にとても驚きました。
ペダルがやっとだった男の子が普通に踏めるように
なっていたり、足台が1つ下でも大丈夫になっていたり、
指が強くなって音がとてもしっかり出せるようになっていたり・・・
とても嬉しい変化です!!
よく生徒さんのお母さんとも
「大きくなるのって、とっても早いですねー!!」
と話しをします。
小学校より中学校、中学校より高校・・・・・と、
成長すればするほど時間が早く進む感じがします。
1日1日を大切に過ごしていかないといけない・・・
もうすぐ2月を目前にして、そう思いました!!
ぼくの大きな夢!!
「将来はピアニストになるぞ!!」と、大きな目標を持って
頑張る小3の男の子がいます。
今週末には、いよいよコンクールの審査員などなさっている
先生のレッスンを受ける事になっています。
昨年も1回レッスンを受けましたので、今回で2回目です。
「今回はエチュード・バッハ・ベートーヴェンの3曲見て頂くけれど、
〇〇〇くん、よく頑張っているよ!!」と男の子をほめますと、
「はい!ちょっと緊張~!!」と答えましたが、顔は楽しみで
わくわくしているようでした!!
まだ体が小さいので、ベートーヴェンを弾く時には、ピアノの上を
右へ左へと動くたびに、男の子の体も右へ左へと移動します。
一生懸命ピアノに取り組み、ピアノの音が大好きで、
表現する事にわくわくしている男の子の背中を、私も全力で
支えていきたいと思います。
とっても楽しみです!!
『魔王』を練習中!!
一般大学に通う女の子がいます。
ピアノのほかにも水泳のサークル・習字・スキーもやっています。
「本当によく時間があるねー!」と言いますと、
「みんな好きだから頑張っちゃうんです!!」と、にこにこ答えて
くれます。
「でも、ピアノは先生の所でレッスン&練習になっちゃうけど・・・
ごめんなさい(笑)」と追加です。
私は、その忙しい中でも音楽を楽しんでくれる事はとても嬉しく思っています。
今は英語の先生に頼まれたシューベルトの『魔王』の伴奏に
取り組んでいます。
よく中学の授業で『魔王』は勉強しますが、
(私の頃から変わってません!!)今回は自分が弾くので
「先生~!この右手の連打、どうにかなりませんか?
手がつる~!いたーい!!」と毎回、キャーキャー言いながら
弾いています。
確かに、右手が最初からずっと連打なので、本当にきついです!)
私も、「ここは左手に少し助けてもらおうか?」など
アイデアを出して女の子のレッスンを楽しんでいます。
女の子を見習わなくちゃ!!(笑)
「何か言ったでしょ~?」
昨日からの雪で、今日はとても寒いです。
全身毛皮のネコ先生も、丸い猫背がさらに
まん丸くふっくらしてきました。
よくストーブの真ん前で、あたたかい風を顔に
受けながら幸せそうに座っています。
生徒さんの視界のすみにその姿が入るので、
「今日もあったかそうに座っていますねー!!
私も学校へ行く前はストーブの前から
離れられないので、よーく気持ちが分かります!!
気持ちよさそー!!」と言っていました(笑)
そんな時、ネコ先生の左の耳がちらっとこちらを
向きます。
(聞いているんです!)
そのあと、ゆっくり振り向くと、
「何かいったでしょ~?ほめてよ~」
という顔でこちらを見ます。
おちゃめなネコ先生です!!(笑)
サントリーホールの写真が出来ました!
昨年のサントリーホール発表会の写真が出来上がりました。
中身の確認のため拝見しますと、にこにこの笑顔や
ほっとした表情、また初めてのお子さんですとちょっと緊張した
表情など、様々でした。
弾いているお姿の写真もあり、一生懸命弾かれたすてきな音色が
聴こえてくるようでした。
すでに、今年もサントリー発表会に向けて練習を開始している
生徒さんも沢山いらっしゃいます。
また、年末にすてきなあたたかい発表会になるために、
私も一生懸命心を込めてレッスンをしていきたいと思います。
小澤征爾先生。
(Yahoo!ニュースより)
指揮者の小澤征爾さん(76歳)は20日、水戸市での
水戸室内管弦楽団第83回定期演奏会の指揮を、
体調不良のため降板した。
演奏会は19日に水戸芸術館で始まり、小澤さんは
時折椅子に座りながらも、予定されていた3曲中2曲を
約40分間、指揮した。20日は体力が回復しなかったため、
東京都内の自宅に帰ったという。
同日の演奏会は指揮者なしで行われた。
22日から25日まで東京などで公演が予定されているが、
小澤さんの出演は未定。
小澤さんは10年に食道ガン、11年に腰痛の手術を
受けており、指揮を執るのは昨年8月に長野県
松本市で開かれた『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』
以来だった。
という記事を読みました。
私が演奏会に行って初めて『音楽ってすばらしい』と思う
きっかけを与えてくださった憧れの先生です。
それからは、私は小澤先生に憧れて猛練習し、
同じ学校に入学しました。
学生の頃、たまに学生のオケの指揮をふっていらっしゃる先生を
ピアノ科の友達と一緒に練習会場の後ろの扉の隙間からのぞいて
先生の音楽を聴いていた事を懐かしく思い出します。
エネルギーの塊で、言葉の1つ1つがとてもあたたかいレッスン
だった事を覚えています。
食道ガン、腰痛と、指揮をされるのには本当にお体が辛いと思います。
早くお元気になられて頂けるよう、お祈り申し上げます。